他の2つの新製品、STM32C091およびSTM32C092は、フラッシュメモリ容量を256kBに拡張し、最大64ピンのパッケージに搭載しています。さらに、STM32C092には缶FDインターフェイスが含まれています。オンチップCAN FDインターフェイスを使用すると、ユーザーはBOMコストを削減し、産業コミュニケーションとネットワーキング機器のハードウェア設計を簡素化し、プロトコルのアップグレードされた柔軟性、速度、ペイロード容量を最大限に活用できます。
Stmicroelectronicsの汎用MCU部門のゼネラルマネージャーであるPatrick Aidouneは次のように述べています。STM32C091/C092により、開発者はSTのTouchGFXツールを活用することにより、グラフィカルユーザーインターフェイスソフトウェアとメインアプリケーションプログラムの両方を保存できます。
STM32シリーズのエントリーレベルの費用対効果の高い製品として、STM32C0 MCUには、クリスタルレスUSBフルスピードデバイスやUSARTなどの広く使用されているインターフェイス、およびタイマーとアナログからデジタルコンバーター(ADC)が含まれます。この経済的設計には、コストに配慮した機能セットを補完するために、オンチップクロックが含まれており、単一の電力入力のみが必要であり、タイマーやデカップリングコンデンサなどの外部コンポーネントの必要性を減らします。これにより、BOMコストが削減されるだけでなく、より小さくよりシンプルなPCB設計も可能になります。
STM32C0シリーズMCUは、開発者に、STの長期製品長寿プログラムなど、追加の利点を提供し、産業プロジェクトのライフサイクル全体で継続的なチップの可用性を確保しています。高品質のSTM32製品ファミリの一部として、STM32C0 MCUはIEC 61508機能安全性認証などの製品レベルの認証を促進します。STM32C0とSTM32G0シリーズの両方はARM®Cortex®M0+ Coreに基づいていますが、STM32G0シリーズはより高いパフォーマンスとより高度な機能を提供します。これらの2つのSTM32 MCUシリーズは、パッケージスタイル、ピンアレンジメント、周辺IPモジュールなど、多くの共通点を共有しているため、アプリケーション設計の交換性が容易になります。